WDMってなに?

Wavelength Division Multiplexing の略で波長分割多重伝送方式です。

光ファイバ通信の方式の一つで、一本の光ファイバに複数の波長(光信号)を同時に伝送することで高速かつ大容量の通信手段です。

 

光ファイバ内を通過する光信号は他の波長の光信号と干渉しません。そのため、複数の波長を使用して光信号を伝送すれば、一本の光ファイバ内に複数の信号を伝送することができます。

 

WDMによるFBGのセンシング

WDM方式は異なる波長のFBGを一直線上に設置するだけで容易に多点計測が 行えます。

イントロゲータ(波長測定器)から出力される光の波長帯域が、1510〜1590nmの場合、一本の光ファイバあたりの計測点数は2nm刻みで最大40点、計測点の間隔は数nm~数km,計測距離は30km以上です。

計測点の間隔を小さくできるWDM方式の特徴を活かし、温度センサを近接させることで容易に各センサの温度補償を行うことができます。